HARE_東急プラザ原宿 / ハラカド












HARE_東急プラザ原宿 / ハラカド

「HARE ハラカド店」の、1年間限定のショップのデザイン。
3方開放区画という立地から、ここをHAREの「舞台」と捉え、空間構成に使用する全てのマテリアルに、
普段なら仕上げ材に隠れて見えなくなる下地材を使用することでマテリアルを「裏方」と見立てている。
そしてHAREの洗練されたアパレル群を「表舞台」に立つ役者に例え、舞台に立つ表と裏という対比関係を共存させながら
お互いを引き立たせ合うというストーリーを視覚化した。
また本区画では、床・天井の仕上げと照明計画において建築環境設計を利用する必要があり、
壁面および柱周りに直接施工ができないエリアだったので、あえて環境になじませてルールの中で施工ができるマテリアル群を選定した。
そうすることで、床と天井があたかもテナントで計画したと見えるように考えた。
区画という物理的要素をあいまいにすることで、利用者にとってはいつの間にかお店に入っていたような感覚を与える場所になればと思う。

HARE_東急プラザ原宿 / ハラカド
Type / apparel / POP UP SHOP
Place / 6-31-21 jingumae shibuyaku tokyo japan
Floor area / 138㎡
Complete / April.2024
Photo / takeshi asano