葦Bar 2nd






葦Bar 2nd

今回で二回目となる、滋賀県の琵琶湖に生える「葦」を使ったBarの制作風景。
今回は制作空間に”システム”取り入れ、家型の(切り妻屋根)を思い浮かべる屋台として
おでんを提供する空間を考えた。
最初に葦で作った6面のパネルを用意し、それを前後左右上部と組立てていきパネル同士を
葦でジョイントしていく。
単体ではすぐに倒れてしまうが、お互いを支え合いジョイントしていく事で自立する空間が生まれた。
システム化されながらアトランダムに構成された空間の中で、一方向(正面アプローチ)から
屋台を見ると、私たちがいつも目にしている家型(切り妻屋根)のシルエットが垣間見え
おでんと懐かしさが混ざり合い、秋の少し肌寒い季節の中利用者が
暖かい気持ちになって屋台に足を運んでくれる様考えた。
数日で組み上げられ、設置場所を選ばず無理なくその立地に佇み仮設的に存在するこの空間は、
これからもいろいろな場所で実現出来たら思う。

葦BAR 2nd / yoshi bar 2nd
Type / bar
Place / seian university of arts and design
Floor area / -㎡
Complete / October.2013
art direction design / naoya matsumoto design
photo / takeshi asano